まるしまのおにぎりとおでん
どうも。「コオロギに勝る頭脳」ことサラリーマンAです。
朝ごはんには1日の希望が詰まっています。
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静岡に引っ越してきてからヘビーリピートしているお気に入りの店がある。
その名は「まるしま」。
<まるしま>
https://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22000151/
静岡のローカルご長寿TV番組「くさデカ」で活躍する元DonDokoDonの平畠(ぐっさんの元相方)も愛する店だ。
ちなみに、静岡県民以外の方にとって平畠はあまりなじみがないと思うが、静岡県内では大変な知名度を誇る。
関西圏とそれ以外のエリアでの「シャンプーハット」の認識くらい違う。
おにぎり、おでん、てんぷらというこの店以外ではまず見ないラインナップを取りそろえた名店のオープン時間は朝6時半!
早朝から粋な静岡っ子と食べログを見た観光客たちでにぎわう繁盛店だ。
ただ、コアタイムが7:30~8:30くらいという魚市場みたいなにぎわい方のため、昼付近とかはすいている。そして、酒もおいていないため17時ころには閉まる。
この昭和レトロのまるだしの外観。
これに魅せられて、俺も朝飯を食べに足しげく通っている。
店内にはおでん鍋がおかれているメインテーブルを中心に10人ほどが座れるスペースがある。
このおでん鍋のテーブルが一等席となる。
ちなみに、飲食スペースのすぐ横は、店主ご夫婦の家の座敷がほぼ遮るものなく連なっており、土曜の朝に行くとお孫さんが友達と遊んでる様子が丸見えだったりする。
家庭的を通り越して、家庭そのものの中で食べれる店、それがまるしま。
静岡おでんは御覧のようにすべて串にささっているのが基本形。
駄菓子屋で子供のおやつとして売られていたのがルーツのため 、持ちやすいように工夫されているのだ。
寒い日の朝に、あつあつのおでんをこの鍋から手づかみで引っ張り出しておにぎりと一緒にヤルのがいいのだ。
静岡おでんには「かつおの粉」は必須アイテム。これを「これでもか!」というくらいぶっかけて食べる。これが静岡スタイル。
その他、味噌をかける店もあるが、まるしまはシンプルにかつおの粉とからしの枯山水型だ。
(余談だが、閑散時間帯の昼に行ったりすると、このからしがカピカピに乾いているので注意が必要)
写真のタネは、これまた静岡おでんの定番「黒はんぺん」だ。
いわしのすり身で作ったはんぺんであり、静岡でははんぺんというと自動的にコレを指すことになる。白いはんぺんなど異端。
そして、おでんの友になるのがおにぎりだ。
まるしまは、そもそも「おにぎりのまるしま」というのが正式名称らしく、おでんの店ではなく、おにぎりの店なのだ。
俺は「しゃけ、とり(とりめし)、おいなりさん」を注文するが、このときはとりがなく、昆布を注文。
店主のおじいさんが握ってくれるおにぎりは、コンビニのおにぎりに毒されている現代人の胃袋をいやすやさしい味。
「人の握ったおにぎりは食べれない」とかいう最近のキッズは、入店禁止である。
俺のお気に入りのしゃけは、中にしゃけの切り身が入っているわけではなく、表面にパラパラとしゃけのほぐし未がついている。
貧乏くさいとかいうことなかれ。
このしゃけのほぐし身はいい塩味がついており、濃い味に慣れ切っている俺にも実に美味しく感じられるのだ。
そして、おでん、おにぎりとあわせて是非たべたいのが、このてんぷら。
毎朝、野菜かき揚げやさつまいも、なすなどの天ぷらがあげられて店頭のディスプレイに並ぶ。
(エビ?イカ?そんなもんはねーよ!!)
そして、早朝から店頭に並ぶがゆえに、食べるときにはすっかり冷めている。
まるしまに通うようになるまで、冷えた天ぷらなんてありえないと思っていたが、これがなかなか味わい深い。おにぎりといっしょにほおばると、口の中にしあわせが広がる。
もちろん天つゆなんてものはなく、かけるのはしょうゆだ。
(ソースもあるけど、使ったことないな。)
ちなみに、テーブルのうえにはゆでたまごもおかれている。
でも、おでんのたまご食べるよな。
そして気になるお値段は、おでんは1本60円、おにぎりは1個90円、てんぷらは1個80円という破格の設定!
(赤飯おにぎりなど、一部違う価格のものもアリ)
安すぎだよ!!
店の雰囲気、味わい、そして価格にいたるまでそのすべてがやさしさで
満たされた店、まるしま。
みなさんも静岡に訪れた際には是非。
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