すき屋のうな牛
どうも。「温湿布・インティライミ」ことサラリーマンAです。
うなぎの養殖技術の進化は人類の宿題です。
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うなぎが好きだ。
ある方が「世の中で結局美味しい食べ物は、寿司とカレーとうなぎである」と言っていた。
確かにそんな気もするし、そうでないような気もする。
焼肉もラーメンもオムライスも捨てがたい。
定食だと、唐揚げ定食や肉野菜炒め定食、刺身定食にサバ塩定食もある。
切り口によっては、納豆、卵かけご飯、お茶漬け、おにぎり、なんてのもアリだ。
しかし、「寿司とカレーとうなぎ」の黄金トライアングルの一角と交換できるか、と考えると、そのどれもがやはり何か違っている、もっと言えば足りないような気がしてしまうのだ。
まぁ、うなぎ嫌いって人は結構いるけどね。
俺はうなぎが大好きなのだが、「ちょっと食べたい」と思ってもなかなか気軽に食べられない。
値段もさることながら、「気軽に入れてサクッと食べられて美味しいうなぎ屋さん」というものは世の中には非常に少ないのではないのだろうか。
これが、「気軽に入れてサクッと食べれて美味しいラーメン屋さん」とかならたくさんあるのだが、うなぎ屋となると砂漠のダイヤモンドのようなものである。
残念ながら今の住まいの近くにはそんな至宝はない。でも、うなぎは食べたい。
そんなときには「すき家」へ行って「うな牛」だ。
「牛丼チェーンのうなぎなんて、うなぎじゃない!」
という方もいるだろう。気持ちはわかる。
でも、いいじゃない。うまいんだから。
ちゃんとした専門店のうなぎはもちろん最高だ。
でも、それはそれ、これはこれだ。
中国産のうなぎだってうまい。国産うなぎとはまた違ったうまさがある。
中国産のうなぎの魅力は『その「おこだわり」俺にもくれよ!』(清野とおる)の2巻「中国うなぎの錬金術」に書いてあるので、良ければ読んでみてほしい。
ふっくらとして下品なくらいタレがかかったうなぎに同じく下品なくらい山椒をぶっかける。
そいつが俺のやり方。
すき家では、生きたうなぎを手でさばき、「焼き→タレつけ→焼き→タレつけ」という工程を3回繰り返して蒲焼にするという、意外と丁寧な仕事がされているそうで、そうして出来上がるうなぎも意外なほどうまい。
そして、何よりも牛丼も一緒に食べられてしまうという、この「なんでもありの胃袋デスマッチ方式」がうなぎ屋にはない魅力だ。
伝統や格式などどうでもよい。美味しければよいのだ。安くてうまいは正義。
うな牛を食べるとき、俺はまず牛丼から取り掛かる。
すき屋の紅ショウガは、カラさはあまりなく、甘酸っぱくておいしい。
そうして、牛丼をやっつけ終わると、大振りの丼に大振りのうなぎが乗ったごはんという、非常に美しい光景が眼下に広がる。
味もやや大味だったりするが、なんのなんの。大きいことはいいことだ。
十分にうまい。
繊細さにかけるものの、その分力強いパンチがある。
前菜の牛丼を食べてから、メインディッシュのうなぎ。
これだけ食べて並盛880円は素晴らしいと言わざる得ない。
満足だった。
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