サラリーマンAのブログ

子供の頃から人とは違う何かになりたかったけど、どこにでもいるサラリーマンになってしまった30代男のブログ。平凡な毎日に小さな葛藤はあるけれど、飯は旨いし、今日も生きていく。

<今年買ってよかったもの>バナナまもるくん

どうも。「デブを“ボティビルダーへの途中”と言い張る男」ことサラリーマンAです。

 

今週のお題」について初めて書いてみます。

 

◆◆◆◆

 

今週のお題のテーマは「今年買ってよかったもの」。

 

一年もいよいよ終わろうとしているこの時期、振り返ってみると実にいろんなものを買った。

 

買ってよかったものと、買わなくてもよかったものを比べてみれば、不思議と買わなくてもよかったものの方が多い気がする。

 

二度とつけることはないであろうショッキングピンクのネクタイ、結婚式二次会の余興のためにかった赤いふんどし、海外旅行先で異国情緒に絆されて買ったカラフル(かつ高い)器などなど。

 

お金が余っているわけでもないのに、どうしてこんなにも買わなくて良いものを買ってしまうのだろうか。

 

買いたいものだけを買うのは、ひとつの技術だと思う。

そして、その技術は俺にはない。

 

でも、逆に買って良かったものだってある。

それがなくては救いがない。

 

MACKINTOSHのグレーのジャケットや、“伝説のすた丼”のタレなど、「これはホント買ってよかった!」と折に触れて思う品物たちが買い物の失敗の傷を癒してくれる。

 

買い物っていいものだな。また来年も買い物をいっぱいしよう。

 

そう思わせてくれる。

(そしておそらく、買わなくてもよかったものが増えることになる。)

 

そんな今年買ってよかったものの最たるものといえば、これだろう。

 

「バナナまもるくん」

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※写真は拾い物。

 

 

とりあえずこのネーミングの秀逸さに異論を唱えるものはいないだろう。

 

つぎにこのアイテムの機能を説明しよう。

 

「バナナが荷物などの圧力で潰されるのを防ぐ」

 

以上だ。

 

どれだけニッチを突き詰めていった結果、この隙間中の隙間のニーズに行き着いたのか、凡人の自分には想像もできない。

 

圧倒的に潔い。

  

機能はシンプルこの上ないが、まもるくんの取扱いには機能のシンプルさとは裏腹に複雑な要求がなされている。

 

パッケージの裏面に書かれていたことを紹介しよう。

 

まず目を引くのが赤文字での注意書きだ。

 

「一般商品の小~中の大きさが適しています。おおきさや形態でものによっては本品に入らない危険があります。」

 

すごい。

 

ただでさえバナナをしまうことしかできないのに、そのバナナに対してさえも万能ではないのだ。

 

超限定的な用途をさらにしぼりこんでくる。どれだけユーザーを置いてきぼりにすれば気が済むのか。

 

また、こんな要求もなされていた。

 

「皮をむいて入れてはいけません。」

 

まさにまもるくん絶対王政。やりたいほうだいだ。

 

「おまえら(ユーザー)が用途を選ぶんじゃねえ。俺(まもるくん)が用途を選ぶんだ!」とでも言いたげな用途の限定ぶり。

 

ただ、これはしょうがない。

 

なぜならバナナの皮をむくなら、食べやすい大きさにカットするのが自然な流れだろう。

 

そうすると、なんとバナナは普通のタッパーで十分守られるのだ。

しかもまもるくんに収納している時よりも格段にかさばらない。

 

まもるくんのアイデンティティが失われるこんな状況だけは断固として認めることができないのは当然だろう。

 

一本丸々のバナナをそのままの姿で守り抜くというまもるくんの至高の職人芸を前に、バナナの皮をむくなどとは言語道断だ。

 

しかし、紳士であるまもるくんは遥かなる高みからユーザーに要求を突きつけているだけではない。

 

まもるくんのほうからは見返りにこんなサブ機能の提供がある。

 

なんとまもるくんにはストラップを通すフックがついているのだ。

 

ストラップを通してバックにぶら下げれば、日常の中で極自然にバナナを持ち歩くことができる。

 

昔雑誌であえて少しハズしたアイテムを身につけて、相手の女性に突っ込ませることで相手と仲良くなる「突っ込ませ」というオシャレテクニックがあるというのを読んだことがあるが、まもるくんはそのテクニックにも最適だ。

 

まるで頭が少し悪いかのように原寸大のバナナのフィギュアをぶら下げていて何も突っ込まれなかったら、その相手と仲良くなることは、最早きらめたほうが良い。

 

こんな最高の商品まもるくんの気になるお値段はたったの540円だ。なんという安心価格。

 

バナナなんて500円も出せば10本以上は買えるなんて思ってはいけない。

 

まもるくんはバナナを守ることによって、間接的に消費者のお気に入りのバッグや楽しい時間を守っているのだ。そういうものはプライスレス。それを考えるとまもるくんの540円はあまりにも安い。

 

それにしても、こんな世紀の大発明を世に送り出してしまうとは。

 

技術大国日本の底力、ものづくりへ情熱をまざまざと見せ付けられた思いだ。

この国はまだまだ捨てたものではない。

 

こんな素晴らしい商品を買って本当に良かった。

 

来年はもうちょっと脳みそを使って買い物ができる男になりたい。

 

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