二人の魚住
どうも。「みすず学苑のステッカー広告に出てくる縄文人」ことサラリーマンAです。
30過ぎても恋愛マンガって面白いものですね。
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先日、実家に立ち寄ることがあって、実家のマンガコレクションの中から久々に『めぞん一刻』を取り出して読んだ。
そこで、高橋留美子は天才、ということと、30代妻帯者が読んでも恋愛ものはときめく、という2つの事実を確認した。
10代のころは、しばしば恋愛ものを読んでは満たされない現実から逃避していたが、ここ数年は今更ですよね、という感じでその手のものは敬遠していた。
しかし、今回のことをきっかけに、その面白さを再認識。
もう日常では甘酸っぱい恋愛はないけれど、いや、だからこそ、別の手段でときめきを摂取して栄養バランスを保とうと、もう一丁恋愛モノを読もうとした次第。
で、名作と名高い『イエスタディをうたって』を読んだ。
うん。
まぁ、いいよ。わかる。
評価されるのもわかるし、好きな人がいるのもわかる。
でも、種々の理由で俺には刺さらなかった。
その一番の理由がこれ。
主人公の名前が『魚住陸男』。
で、ヒロインから、「魚住君」って呼ばれてる。
…
いや、魚住っていったら「魚住純」でしょーよ!
陵南高校3年、202cm、90㎏、ビッグ・ジュンこと「魚住純」でしょーよ!
そして、はらたいらさんに3000点、でしょーよ!
これは、俺がスラムダンク直撃世代で、スラムダンクの薫陶を受けて小中高とバスケ部だったからとかは関係なく、日本のマジョリティにとっての共通認識のはず。
絶対。
そんなこの日出国で、まさか魚住かぶる??
いや、赤木はかぶるかもしれんよ?
ちょっと譲歩すれば、流川とか桜木も無くはないよ。
でも、魚住はねーよ!!
スラムダンクの世界の外で見る「魚住」の違和感がすごい。
どんな甘酸っぱい話も、魚住純色に染まる。
そんなわけで、この作品は主人公の名前を魚住にした時点で、残念ながら終わっていたと思うわけです。
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